Japanese season

夏至 乃東枯

夏至(げし)

一年でもっとも日が長く夜が短い頃のこと。
これから夏の盛りへと、暑さが日に日に増していきます。
シェイクスピアの戯曲「真夏の夜の夢」はこのころのお話。

近ごろでは夏至と冬至の夜に
ろうそくの灯で夜を過ごすイベントが
行われる様になってきました。

私達が普段目にしているロウソクは石油素材ですが
日本の和ろうそくは櫨の実や米ぬかなどの
天然植物からのロウで出来ているので
イヤな匂いがしません。

電気を消して天然の火を灯しながら
夏至の夜を過ごしてみてはいかがですか?

炎の揺らぎはきっと時間の流れを超越してくれるでしょう。

乃東枯(なつかれくさ かるる)

ウツボグサの花が黒ずんで
枯れたように見えるころのことです。

乃東とは漢方薬に用いられる夏枯草のことで
ウツボグサのことです。
紫色のきれいな花で、田んぼの畦や草地で
よく見掛けられるとのことですが、
田んぼや草地がないのでなかなか…^_^;

冬至の頃に芽を出して、夏至の頃に花穂が黒色になり
枯れたように見えます。
草木が生命活動を謳歌し繁茂するこの夏の時期に、
この草だけが枯れたように見えることから
乃東枯(なつかれくさ)と呼ばれるようになりました。

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夏みかん

天然の鮎が店頭に並び始めると
夏なのね…と季節を感じます。
…というのも、鮎釣りが解禁されるのが六月だから、なのですが。

獲れる川によって味が違うそうなのですが
香りがキュウリに似ているということから
「香魚(こうぎょ)」とも呼ばれるそうです。
骨ごとまるっと頂けるので
カルシウムやリンを豊富に摂取できますね♪

塩焼きも良いのですが、私は蓼酢が好みです(笑)

一首

五月雨に 物思ひをれば ほととぎす
夜深く鳴きて いづちゆくらむ

紀友則 (古今集)

夜遅く、雨の音を何をするともなくぼぉっと聞いていると、
ほととぎすの鳴き声が聞こえてきた。
あのほととぎすは、そして私は、これからどうなるのだろう・・・

五月雨て、季節外れじゃない?
と思われるでしょうが、旧暦の五月は今。
旧暦五月の長雨、これ即ち「梅雨」なのです。

生活が逆転していれば別ですが
眠れずに夜更かししながら考えることは
どんな事でしょうか。

夜に響くホトトギスの声は
どう響いたのでしょうね。

 

あなたがあなたを導き
私が私を導けますように

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2014-06-21 | Posted in Japanese seasonComments Closed