Japanese season

立秋 蒙霧升降

1日遅れの七十二候です。

立秋(りっしゅう)

秋の気配が初めて感じられる頃のこと。
まだまだ暑い盛りではありますが
ふとした時に感じる秋が現れてきます。
立秋以降は夏の暑さも「残暑」となります。

蒙霧升降(ふかき きり まとう)

のうむ しょうこうす
と、読んでいる場合もあるようです。

立秋ももう末候です。
あとはどんどんと秋が深まって行くばかり。
「蒙霧」とは、もうもうと立ちこめる濃い霧を言うのだそうです。
そして物理的には同じ現象ですが、霞と霧は同じだそうで
春は霞で、秋は霧といいます。
春の霞は暖かみがあり濡れても気にならなさそうですが
秋の霧は冷たくてすぐに風邪を引いてしまいそうです。

初秋の頃、高原で過ごしていると
霧が立ちこめる音がするような錯覚をすることがあります。
その瞬間は森羅万象の脅威のようなものを
感じる時でもあります。

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真蛸(まだこ)
新生姜(しんしょうが)

江戸時代には旧暦の八月一日(八朔)を
生姜節句として神社で市が開かれていたそうです。
新生姜は辛みが強くなくて
すっきりした香りが良いですよね。
冷房で冷えがちなこの季節も
強い味方ですから、積極的に頂きたいものです。

一首

秋きぬと 目にはさやかに見えねども 
風の音にぞ 驚かれぬる

藤原敏行 古今集169番

秋が来たとはっきりと判るわけではないけれど、
これまでとは違う風の音に
もう秋が来たと感じずにはいられない。

立秋の日に詠まれた歌です。
思い起こしていただきたいのですが
立秋のその日てまだまだ暑いですよね。
それでも風の音が、雲の高さが…と詠んだのは
歌のためだけではないように思いませんか?

次の時候では秋もまた1つ深まります。

 

あなたがあなたを導き
私が私を導けますように

 

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2014-08-18 | Posted in Japanese seasonComments Closed