小寒 芹乃栄

小寒(しょうかん)

小寒とは、寒さが極まる少し手前のころのこと。
寒の入りを目前に、立春になる寒の明けまで約一ヶ月を
「寒の内」といい、もっとも寒い時期となります。

「小寒の氷、大寒に解く」という言葉もあるくらいで
小寒に貼った氷が大寒に解けるほど
小寒の方が寒いと感じるときも…。
ですが冷え切った夜半にふと見上げると
さえざえと輝く星が美しくもあります。

 

芹乃栄(せり すなわち さかう)

芹がすくすくと生えてくるころ。
春の七草の1つで七日には七草粥を頂きます。

1月7日は「人日の節句」といって
年中の五節句の内、最初の節句でもあります。
七草粥に関してはまた別途…。

 

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鱈(たら)
蕪(かぶ)

鍋=鱈
と言うほど冬の定番ですね。
西京漬けなども美味しい♪
身の崩れやすさも手伝ってか
他の食材との相性も抜群に良いように思います。

たらこや明太子になるのは鱈の仲間の
「介党鱈(スケトウダラ)」です。
こんな漢字を書くのですねぇ〜!

 

一首

新しき 年の初めの初春の
今日降る雪の いやしけ吉事

大伴家持 万葉集20-4516

新年の始めである初春の今日,
降っている雪のようにたくさんの佳きことが
積み重なってほしいな。

万葉集最後の歌です。
新年に降る雪を「吉祥」と捉えたのですね。
元旦は全てが清々しく新たに感じられるもの。
新年が始まってすでに5日が経過していますが
新年のすがすがしさを
毎日感じながら1年を過ごしていきたい…です(笑)

 

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冬至 雪下出麦

1日早いのですが、明日は記事が重なるので
早めにUPいたしました。

冬至(とうじ)

1年のうち、最も日が短く
夜が長いころのこと。
これから日が伸びていく
「光の再生」とも言える切り替えの日です。
古代には冬至のこの日が1年の始まりと
されていたこともあった程です。

 

雪下出麦(ゆき わたりて むぎいずる)

今までは厳しい時候ばかりが続いていましたが
麦の芽が伸びてくるだなんて
なんか…「春」を感じませんか?

この時候は大体、大晦日か元旦にあたります。
寒さはまだまだ続き、どこに春が?と思いますが
この寒さの中、新年の喜びと春を感じさせてくれる言葉と
寒さに耐える植物達の芽が
寒さを乗り越える糧となりそうです。

 

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甘海老
百合根

ほんのりと感じられる甘味や苦さ
ほろっとした独特の食感が特徴の百合根。
よく茶碗蒸しに入っていたりして
京料理にはよく使われる食材です。
旬は11月〜12月。
花を咲かせる百合を食べる文化があるのは
日本や中国くらいだとか。
美しい百合のエネルギーがたんと詰まった食材ですね。

 

一首

時うつり 月日つもれる程なさよ
花みし庭に ふれる白雪

藤原為家、玉葉集958番

時が移り、月日が積み重なることの、なんという早さだろう。
つい先頃花を見た庭に、もう白雪が降り積もっている。

雪も降り出すと、あっという間に降り積もっている時があります。
そんな情景をみて月日の早さを感じたのは
いつの時代も同じことのようですね。

年々早く感じるからこそ、
1日1日を大切に過ごさなくては、と
決意もあらたにすることが出来るのだと思います。

 

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冬至 麋角解

冬至(とうじ)

1年のうち、最も日が短く
夜が長いころのこと。
これから日が伸びていく
「光の再生」とも言える切り替えの日です。
古代には冬至のこの日が1年の始まりと
されていたこともあった程です。

 

麋角解(しかのつの おつる)

麋角(びかく)の「麋」は鹿は鹿でも
「なれしか」と言って
トナカイの一種のことを言うそうです。

麋だけでなく、鹿の雄の角が抜け落ちて
生え変わる時季です。

奇しくもクリスマスが終わったばかりのこの頃、
東西問わずに鹿の角はお役目終了で、
一時休憩、ということでしょうか。

 

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かぼちゃ

縄文時代の昔から日本では鯉を食べてきました。
かつては、鯉以上のごちそうは無かったそうです。
旬は、寒さで身が締まる12月〜1月
洗いや甘露煮にして頂きます。
濃いめのお味噌汁で煮た、こいこくも
一度は頂いてみたいものです。

 

一首

冬ながら 空より花の ちりくるは
雲のあなたは 春にやあるらむ

冬なのに、空から花が舞い散ってきているよ。
雲の向こうは春なんじゃないだろうか。

清原深養父 古今和歌集330

雨では無くて雪が降り始めた時は
何かが違って「雪」と解るのは不思議です。
舞い散る様子は本当に花片のように思える時もありますね。

京都市内、私の住む中心部は
まだはっきりと雪をみることは出来ておりません。
予報によると年末年始は
かなりの雪になるのだとか。

京都の雪景色はしょっちゅうありそうで
なかなか見られないのが現実です。
特に金閣寺の雪景色。

雪が降った朝は金閣寺の雪景色を撮影する
報道のヘリコプターの音が鳴り響いていて
目覚めることが多いです(笑)

地方によっては既に雪が降り続いているところも
あるかと思います。
どうぞ移動の際などに怪我などされないように
用心して、あたたかく過ごされてくださいね。

 

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冬至 乃東生

冬至(とうじ)

1年のうち、最も日が短く
夜が長いころのこと。
これから日が伸びていく
「光の再生」とも言える切り替えの日です。
古代には冬至のこの日が1年の始まりと
されていたこともあった程です。

 

乃東生(なつかれ くさ しょうず)

乃東とは、「夏枯草(かこそう)」のことで、
「夏枯草」は、漢方薬に使われる
シソ科の「靫草(うつぼくさ)」の漢名です。

冬至の頃に芽を出して
夏至の頃に枯れることから
この名前となりました。
夏至の七十二候「乃東枯」の対であります。

漢方薬に用いられるのは枯れて
茶色くなった花穂なのですが
利尿、消炎作用があり、
腫物、浮腫、腎臓炎、膀胱炎などに用いられるそうです。
和名の「靫草(うつぼくさ)」は、
花の配列の形が、矢を入れる靫に似ていることから
付けられました。

 

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黒鮪(くろまぐろ)
河豚(ふぐ)

いずれも高級魚ですね。
河豚といえば「毒」が話題になりますが
当たったら命を落とすことから
大阪では「てっぽう」
関東では滅多にあたるものかという
富くじから「とみ」とも呼ばれているとか。

てっさ、
てっちり、
鰭酒(ひれしゅ)

寒い日には温まるものばかりですね♪
あぁ、鰭酒…♡

 

一首

ふる雪に まきの杣山跡たえて
斧のひびきも けさは聞こえず

ふるゆきに まきのそのやま あとたえて
おののひびきも けさはきこえず

心覚、中宮亮重家朝臣家歌合 雪14番

杣山とは、木材を切り出す為の山のことです。
雪が降っている日の朝は
音が雪に吸収されるのか
とても静かに感じますね。

幼い頃、まだスタッドレスタイヤが
そんなに発達していたなくて
車の金属チェーンが規則的に道路に打ち付けられる音が
まるでサンタさんが乗るソリのようだわ♪
と思っていました。(笑)

あちらこちらで雪の知らせが届いています。
豪雪地方の方は長い冬になるかと思いますが
来るべき春を見据えて過ごしたいですね。

 

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大雪 鱖魚群

1日ずれました。昨日の七十二候です

大雪(たいせつ)

いよいよ本格的に雪が降り始めるころです。
山岳地帯だけでなく、平野部にも降雪のある時節です。
この頃になると九州地方でも初氷が張り、
全国的に冬一色になる季節となり、
冬の寒さが日ごとに加わります。

降雪地方では雪対策としての
雪吊りなどが行われます。
次の「冬至」の間、1番陽が短い期間でもありますね。

 

鱖魚群(さけのうお むらがる)

ん?鮭の遡上てもっと早い季節では?
と思われた方、大正解です。
そもそも「鱖」この漢字、ケイやケツと読むそうです。

そもそもこの七十二候は中国から入ってきたものなので
日本の環境に当てはめるには無理があるところもあります。
その代表とも言えるのが今回のコレ。

もともと「鱖魚」とは、中国で
「石桂魚」と呼ばれる淡水魚のことで
鮭と同じように群れて泳ぐ魚だそうです。
そこで「鱖」の代わりに、
群れで遡上する鮭を充てたようです。

次候はいよいよ冬至で
陽は長くなっていくのですが
寒さは厳しくなるばかり。

しっかりと暖をとって冬をのりこえましょう。

 

Going-up

 

韮(にら)
鱈場蟹(たらばがに)

一年を通して出回っている韮ですが
旬は今頃から春にかけて。
身体を温めて胃腸の機能を整え
風邪の予防や疲労回復など
薬用野菜として大活躍。
古事記にも出てくるくらいですよ〜。
気になる臭いは茹でると和らぐので
鍋料理に入れてはいかがでしょうか?

 

一首

大空の 月のひかりし きよければ
影みし水ぞ まづこほりける

詠み人知らず 古今集316

大空の月の光が清らかなので、
その影を見た水が
他のものに先駆けてまず凍った。

昨日の満月の美しい輝きを
ご覧になることが出来た方も
そうでない方も
冬の夜空に輝く月は
なんだかとても澄んだ輝きを放っているように
感じます。

どうか、夏や秋の名月を眺めた時の想いと
この冬の月を比べてみてはいかがでしょうか?

 

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大雪 熊穴蟄

大雪(たいせつ)

いよいよ本格的に雪が降り始めるころです。
山岳地帯だけでなく、平野部にも降雪のある時節です。
この頃になると九州地方でも初氷が張り、
全国的に冬一色になる季節となり、
冬の寒さが日ごとに加わります。

降雪地方では雪対策としての
雪吊りなどが行われます。
次の「冬至」の間、1番陽が短い期間でもありますね。

 

熊穴蟄(くま あなに こもる)

大変わかりやすいですね。
熊が巣穴にこもって冬ごもりを始める時季です。
雌は冬の間に子供を産み育てるのだとか。

冬眠をする動物は、冬眠しない動物に比べると死亡率が低く、
寿命も長いそうなのです。
先日何かで読んだのですが
もし、人体に有効な冬眠物質が開発され
冬眠できるようになると寿命が150歳くらいまで
延びる可能性が高いのだとか。

ただ、専門的にいうとクマは冬眠ではないそうです。
他の動物は全く眼を覚まさないらしいのですが
クマは時折目が覚めるようです。
だから、「冬ごもり」というのだそうです。

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牡蠣(かき)
葱(ねぎ)

洋食屋さんのメニュゥに
「牡蠣フライ」が出始めると
あぁ、冬だなと思います。
旬は11月から3月頃です。
11月ごろから身が詰まり始め
12月に香りがよくなり、とりわけ美味しいのが
3がつの牡蠣だとか。

蒸してヨシ、焼いてヨシ、
生でもヨシ。

栄養面でもたっぷりの旬を
思いっきり頂きたいですね。

 

一首

昨日といひ けふとくらして あすか川
流れて速き 月日なりけり

春道列樹 古今集341

昨日と言い今日と言って日々を暮らし、
明日はもう新年を迎える。
飛鳥川の流れが速いように、
月日とはあっと言う間に過ぎ去ってゆくものだな…。

実際には大晦日に詠んだとされています。

明日は13日で「正月事始め」
大掃除だのナンだのとお正月の準備を始める日と
言われていますが
お正月の前にクリスマスというイベントがある現代では
クリスマス事始めかもしれませんね(笑)

ですが、年の瀬が近くなるにつれ

「1年、はや〜い!」

と思っていたのは現代人だけではなかったようです(笑)

 

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大雪 閉塞冬成

大雪(たいせつ)

いよいよ本格的に雪が降り始めるころです。
山岳地帯だけでなく、平野部にも降雪のある時節です。
この頃になると九州地方でも初氷が張り、
全国的に冬一色になる季節となり、
冬の寒さが日ごとに加わります。

降雪地方では雪対策としての
雪吊りなどが行われます。
次の「冬至」の間、1番陽が短い期間でもありますね。

 

閉塞冬成(そら さむく ふゆと なる)

重く垂れ込めた雲に天地の気が塞がれ、
生き物も動きを潜めている、深閑とした冬の日の様子を表す。
…と、あります。
「留まりたる(とどまりたる)」のが冬、とされますから
ありとあらゆる生命のエネルギーが
息を潜める時季。
冬らしさが始まるのもこのころかもしれません。

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鰤(ぶり)
大根

寒くなると美味しくなってくるのが
大根です。
煮てよし、焼いてよし、
おろしてもよし。
冬の主役のようでもあります・

おでんの大根も捨てがたいですが
ふろふき大根もこれまた美味ですよね。

大根炊きという祭事が行われる
寺社も少なくはないと思いますよ♪

 

一首

天の原 空さへさえや渡るらむ
氷と見ゆる 冬の夜の月

恵慶法師、拾遺集242番。

大空は空まで冷えこんでいるようだ、
月がまるで氷のようにみえてしまう。

夜空を眺めるには今の時期が1番美しい様に思います。
寒いけれど沢山着こんで眺める夜空は
夏などよりも、もっと近くに感じられるように
思えるのは私だけでしょうか?

月夜であろうとなかろうと
この時期の張り詰めた空気は
プラチナが重なる時の音のようです。

 

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小雪 橘始黄

昨日は記事が重なった為に1日遅れのUPです。

小雪(しょうせつ)

寒さが進み、北国では雪が降り始める時季。
…とはいえ降り積もるほどではなくて
寒さもそこまでではないでしょう。

ちょっとした雪、だから「小雪」なのです。

旧暦十月のことを「小春」と言います。
十二月の頭くらいには
寒さを忘れる位に暖かな陽射しに包まれることがあります。
そんな日を「小春日和」と言います。

 

橘始黄(たちばな はじめて きなり)

または「たちばなはじめてきばむ」とも
読ませます。

橘は古くから日本に自生していた常緑木です。
国内の柑橘系では唯一の野生種なのだそうですよ。
知りませんでした。
古事記や日本書紀に記載がある
「非時香果(ときじくのかくのこのみ)」が
橘とされています。

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鰡(ぼら)
セロリ

書けないお魚、ボラ。
卵巣がからすみとして有名ですね。
驚きなのはセロリが今からが旬ということ。
江戸時代には「オランダ三つ葉」と言われていたそうですよ。
旬は長くて11月から5月。
ほろ苦い味と香りが爽やかで
あの香りはイライラを鎮める作用もあるそうです。

 

一首

もみぢばは袖にこき入れて もていでなん
秋は限りと 見ん人のため

素性法師 (古今集 309)

紅葉の葉は
袖にしごき入れてでも持って出よう
秋はもう終りだと見る人のために。

紅葉のピークは過ぎ去りつつありますが
「散り紅葉」の美しさはまだまだ楽しめます。
確かに暦の上ではもう冬ですが
もう少し秋を楽しみたいと思うのは
いにしえ人も同じのようですね。

 

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小雪 朔風払葉

小雪(しょうせつ)

寒さが進み、北国では雪が降り始める時季。
…とはいえ降り積もるほどではなくて
寒さもそこまでではないでしょう。

ちょっとした雪、だから「小雪」なのです。

旧暦十月のことを「小春」と言います。
十二月の頭くらいには
寒さを忘れる位に暖かな陽射しに包まれることがあります。
そんな日を「小春日和」と言います。

 

朔風払葉(きたかぜ このはを はらう)

朔風(さくふう)を「きたかぜ」と読ませています。
「朔」が北の方位を意味していることによります。

冬に北西方向から吹く季節風を北風、といいます。
北風は、日本海をわたるときに水分を持ち込み
脊梁山地にぶつかります。
それが日本海側で多くの雪を降らせるのだそうです。
そして山を越えた太平洋側では乾燥した風になります。
それが空っ風です。
「かかあ天下と空っ風」
こちらが名物なのは上州(群馬)です。

その北風で吹き落とされた木の葉が立てる
カサコソ…という音が、雨降りの音を連想させるのか、
吹き散らされた木の葉の姿を雨粒に見立てたものか、
木枯らしに吹き落とされる様子を
「木の葉雨」とか「木の葉時雨」と呼ぶことがあります。

これもまた、何とも素敵です。
1_行幸通り銀杏並木の紅葉

ずわい蟹
椎茸(しいたけ)

秋の味覚の代表とも言えるような
茸のなかでも日本の茸を代表するのが「椎茸」。
肉厚のどんこ、肉薄のコウシンなど
本当に様々な種類があるようです。

主役からお出汁まで
様々なお料理に大活躍する椎茸ですが
旬のこの時期でしたら
網焼きにしてお醤油を垂らして頂きたいですね♪

 

一首

淋しさもぬくさも
冬のはじめ哉

正岡子規

今回は昨日思い出した俳句にしてみました。
紅葉が過ぎると落葉となり
風の冷たさも合い重なって
なんとなく淋しさが募ります。
そして暖房や防寒具などの
ぬくもりが愛おしくて溜まらなくなります。
まさに「命のもふ」(笑)

それは明らかに冬の訪れを
教えてくれていますね。

 

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小雪 虹蔵不見

小雪(しょうせつ)

寒さが進み、北国では雪が降り始める時季。
…とはいえ降り積もるほどではなくて
寒さもそこまでではないでしょう。

ちょっとした雪、だから「小雪」なのです。

旧暦十月のことを「小春」と言います。
十二月の頭くらいには
寒さを忘れる位に暖かな陽射しに包まれることがあります。
そんな日を「小春日和」と言います。

 

虹蔵不見(にじ かくれて みえず)

虹を見かけることが少なくなるころ、です、
春の「虹始見」と対になっています。
夏のようにあまり虹を見かけることは
少なくなりますが、それ故に
時折見かけることが出来た時の印象は
夏のものより心に深く残るように感じます。

蔵、という字を使って「かくれて」と読ませるのも
なんだか大事に扱われているようで素敵です。

 

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九絵(くえ)
林檎(りんご)

「天井知らずに高値つく」
と、言われるのが「くえ」です。
旬は秋から春にかけて。
全体で1m以上もある大きなお魚で
大きくなるほど美味しいのだとか。

あっさりとした白身のお魚で
上品なお味です。

お刺身などでもいただけますが、
やはりお鍋でしょうか♪

 

一首

風寒み 今日もみぞれのふるさとは 
吉野の山の 雪げなりけり

九条良経 秋篠月清集。

吉野の山里は風が寒くて、
今日もみぞれが降っている。
きっと吉野の山の上は雪もようなのだろうなぁ。

 

京都市内でも私が住んでいるところと
北の方では随分とことなります。

私のところで雨だとしても
上賀茂神社さまあたりでは雪だったり…。

今ではどこでも暖房が聞いていて
ぬくぬくなのですけれど
ちょっとしたことで地形や
それに伴う気候の差を感じることは
都会でも可能なのではないでしょうか。

 

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