霜降 霎時施

霜降(そうこう)

霜降とは朝夕がぐっと冷え込み
霜が降りるころのこと。
山の方からはじまり12月になると平野にも
霜はやってきます。

農作物には大敵。
そろそろ冷え対策も必要になってきますね。

 

霎時施(こさめ ときどき ほどこす)

「霎」滅多にみない漢字ですよね。
雨+妾 で「しょう」「そう」訓読みですと「こさめ」「しばし」と読みます。
「しぐれ」と読んでいることもあるようです。

小雨がしとしと…と言うよりは
突然パラパラと降り出したものの
すぐ止んでしまう気まぐれな雨、といった処でしょうか。

「女心と秋の空」
というのは変わりやすいものの例えとして
知られていますが
かつては「男心と…」だったそうです。

それが明治時代に書かれた尾崎紅葉の小説
『三人妻』に「欧羅巴の諺に女心と冬日和といえり」と言う一文があります。
どうやら
「A woman‘s mind and winter wind change often」(女心と冬の風)
というイギリスの諺からきているようです。
強風や弱風に変化しやすい冬の風を女心にたとえたものなのですが
どうやらこの頃から変化の兆しが…(笑)

時代が変われば言葉も変化していくとは
まさにこういうことではないのでしょうか(笑)

 

77ef13c04df555c2646b94285c4537d6

 

きんき
山芋

山芋といっても
自然薯、大和芋、長いもなどなど沢山種類があります。
10月末くらいからが旬。
すり下ろしたものをご飯に掛けて頂く
とろろごはんは消化にも良くてスタミナがついて
言う事がありません。
「山のウナギ」と言われるほどの滋養強壮に良い
食べ物です。

 

一首

秋風に かきなす琴のこゑにさへ
はかなく人の 恋しかるらむ

壬生忠岑  古今和歌集 568

秋風にのって誰かが掻き鳴らす琴の音が聞こえてくる。
そんな琴の音にさえもわけもなくあの人が恋しくおもわれてしまう…。

今は色々な楽器もあり
自分の思いを直接的な表現で歌に載せることが出来ています。
そう言った意味では音楽が私達の心になす
役割というのは、良く解りますよね。

かつては、笛や琴などの音色が
どれだけ重要でどれだけ心に響くものであったかというのは
少し想像してみると理解できるのではないでしょうか。

秋は空気も澄んで琴の音もさぞかし
澄んで切なく響いたことでしょう。

例えば、西野カナちゃんの歌を聴いて泣くような想いは
今も昔も変わらないのですよ。