Fragment

蘇生の新月

明日、11月3日　午後21時50分　新月を迎えます。
併せて日蝕でもあります。

「蝕」が重なると今回の影響は
約半年続くとされています。
確か前回の日蝕は５月だった筈。

ですので今回も例に漏れずこれからの
約半年に渡り影響がある特別な新月と言えます。

古人は太陽が消え再び現れる日蝕を
「天の異変」
と畏れ、皆さまが良くご存じの「天の岩戸」という神話にして
語り継いできました。

一度消えた太陽が再び現れるという過程は
古今東西「再生」という象徴で繋がっていることだけは
確かなようです。

それは、
「個人」においても
「社会」においても。
そして今回も。

どうしても手放せないもの
…というものを大なり小なり
人はそれぞれ抱えていると思うのです。

それは人によって本当に様々で
自覚出来ているもの、出来ていないもの、
目に見えるもの、見えないもの、
つまり意識や人間関係、物質、土地、
さらに場合によっては前世なども関係してくるかもしれませんね。

これを人間の手術に例えてみれば
一度「心停止」しなくては
「蘇生」は出来ないわけです。

蘇生をすることによって
今まで感じ得なかったことが感じられ
見えてくるもの、現れてくるものがある筈です。

この半年で私達は
「本当の自分がしたいこと」
「本来の魂のままの自分」
というものを知らしめるような
出来事などを目の当たりにして
そのことを個人個人のペースで学んで来ていると思います。

自分自身が本当はこうしたい！

と言う声が聞き取れたのであれば
あとはその声に従うのみです。
従うには、動かねばならないでしょうし、
動くことに伴う変化を恐れ何もせずに終わっては
元の木阿弥。

外からの促しによる変化ではなく
自分自身の内からの変化ですから
それはそれは特濃なことを経験すると思います。
特濃4.0牛乳や脂肪分42％生クリーム以上の
特濃です。

何一つ変わることなどないこの世の中だからこそ
（だからこそ永遠に憧れる訳ですが）
この変容の機会である「蝕」というものを
深く受け止めて欲しいのです。

日曜日の夜ですし、
変容のその時を、いつもよりゆっくりと過ごされてみては
いかがでしょうか？

素敵な新月の夜をお過ごしください♪