Japanese season

雨水 霞始靆

雨水(うすい)

そろそろ農作業を始める目安となるのが
本日から始まる「雨水」です。

暦便覧には
「陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となればなり」
と記されています。

ということで
空から降るものが雪から雨へと変わり、
雪が溶け始めるころをいいます。

2014年の今年もすんなりと
雨になってくれると良いのですが。

そしてお雛様を飾り始めるのであれば
次の「啓蟄」の間までがヨシとされていて
良き伴侶に巡り会えるとのこと。

お雛様、ちゃんと飾ってくださいね。

 

霞始靆(かすみ はじめて たなびく)

春霞が山野にたなびき、
情景に春らしい趣が加わるころです。
遠く微かにみえる霞の眺めは
季節の移ろいをも感じさせてくれますね。

春には「霞(かすみ)」といい
秋には「霧(きり)」と呼び分けるのだそうです。
気象学においては
見通し1キロ以下が霧で
それよりもうすければ霞。
「たちのぼる」は霧に使って
「たなびく」は霞にのみ。
そして夜には「朧(おぼろ)」と呼ぶ、となると
全くその様子と同じように正体不明ですね(笑)

しかし、日本語の使い分けの細やかさたるや…。

 

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素魚(しろうお)
芥子菜(からしな)

白魚(しらうお)と名前が似ていますが
別のお魚です。
身が透明で光が素通りするから「素魚」と
呼ばれているそうです。
旬はこの2月〜5月。
春先に産卵の為に川に上ってくるのを
踊り食いで頂くのだとか。
私はちょっと遠慮したい…かな(笑)

 

一首

春霞 たなびきにけり
久方の 月の桂も 花や咲くらむ

紀貫之 後撰和歌集

春の霞が空にたなびいている。
月に生えているという桂の花も、
今頃花を咲かせているのだろう

この記事を書いている時は
月は新月へと向かっている最中ですが
月にある宮殿に生えている
桂を刈っている「桂男」という美男子の伝説があります。
その桂の木の花のことを歌っているのですが
ぼんやりとうっすらと
現れては時折消える霞の美しさは
月の美しさと相まって
妖艶なものだったかもしれませんね。

 

あなたがあなたを導き
私が私を導けますように

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2014-02-24 | Posted in Japanese seasonComments Closed