大雪 熊穴蟄

大雪(たいせつ)

いよいよ本格的に雪が降り始めるころです。
山岳地帯だけでなく、平野部にも降雪のある時節です。
この頃になると九州地方でも初氷が張り、
全国的に冬一色になる季節となり、
冬の寒さが日ごとに加わります。

降雪地方では雪対策としての
雪吊りなどが行われます。
次の「冬至」の間、1番陽が短い期間でもありますね。

 

熊穴蟄(くま あなに こもる)

大変わかりやすいですね。
熊が巣穴にこもって冬ごもりを始める時季です。
雌は冬の間に子供を産み育てるのだとか。

冬眠をする動物は、冬眠しない動物に比べると死亡率が低く、
寿命も長いそうなのです。
先日何かで読んだのですが
もし、人体に有効な冬眠物質が開発され
冬眠できるようになると寿命が150歳くらいまで
延びる可能性が高いのだとか。

ただ、専門的にいうとクマは冬眠ではないそうです。
他の動物は全く眼を覚まさないらしいのですが
クマは時折目が覚めるようです。
だから、「冬ごもり」というのだそうです。

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牡蠣(かき)
葱(ねぎ)

洋食屋さんのメニュゥに
「牡蠣フライ」が出始めると
あぁ、冬だなと思います。
旬は11月から3月頃です。
11月ごろから身が詰まり始め
12月に香りがよくなり、とりわけ美味しいのが
3がつの牡蠣だとか。

蒸してヨシ、焼いてヨシ、
生でもヨシ。

栄養面でもたっぷりの旬を
思いっきり頂きたいですね。

 

一首

昨日といひ けふとくらして あすか川
流れて速き 月日なりけり

春道列樹 古今集341

昨日と言い今日と言って日々を暮らし、
明日はもう新年を迎える。
飛鳥川の流れが速いように、
月日とはあっと言う間に過ぎ去ってゆくものだな…。

実際には大晦日に詠んだとされています。

明日は13日で「正月事始め」
大掃除だのナンだのとお正月の準備を始める日と
言われていますが
お正月の前にクリスマスというイベントがある現代では
クリスマス事始めかもしれませんね(笑)

ですが、年の瀬が近くなるにつれ

「1年、はや〜い!」

と思っていたのは現代人だけではなかったようです(笑)

 

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大雪 閉塞冬成

大雪(たいせつ)

いよいよ本格的に雪が降り始めるころです。
山岳地帯だけでなく、平野部にも降雪のある時節です。
この頃になると九州地方でも初氷が張り、
全国的に冬一色になる季節となり、
冬の寒さが日ごとに加わります。

降雪地方では雪対策としての
雪吊りなどが行われます。
次の「冬至」の間、1番陽が短い期間でもありますね。

 

閉塞冬成(そら さむく ふゆと なる)

重く垂れ込めた雲に天地の気が塞がれ、
生き物も動きを潜めている、深閑とした冬の日の様子を表す。
…と、あります。
「留まりたる(とどまりたる)」のが冬、とされますから
ありとあらゆる生命のエネルギーが
息を潜める時季。
冬らしさが始まるのもこのころかもしれません。

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鰤(ぶり)
大根

寒くなると美味しくなってくるのが
大根です。
煮てよし、焼いてよし、
おろしてもよし。
冬の主役のようでもあります・

おでんの大根も捨てがたいですが
ふろふき大根もこれまた美味ですよね。

大根炊きという祭事が行われる
寺社も少なくはないと思いますよ♪

 

一首

天の原 空さへさえや渡るらむ
氷と見ゆる 冬の夜の月

恵慶法師、拾遺集242番。

大空は空まで冷えこんでいるようだ、
月がまるで氷のようにみえてしまう。

夜空を眺めるには今の時期が1番美しい様に思います。
寒いけれど沢山着こんで眺める夜空は
夏などよりも、もっと近くに感じられるように
思えるのは私だけでしょうか?

月夜であろうとなかろうと
この時期の張り詰めた空気は
プラチナが重なる時の音のようです。

 

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小雪 橘始黄

昨日は記事が重なった為に1日遅れのUPです。

小雪(しょうせつ)

寒さが進み、北国では雪が降り始める時季。
…とはいえ降り積もるほどではなくて
寒さもそこまでではないでしょう。

ちょっとした雪、だから「小雪」なのです。

旧暦十月のことを「小春」と言います。
十二月の頭くらいには
寒さを忘れる位に暖かな陽射しに包まれることがあります。
そんな日を「小春日和」と言います。

 

橘始黄(たちばな はじめて きなり)

または「たちばなはじめてきばむ」とも
読ませます。

橘は古くから日本に自生していた常緑木です。
国内の柑橘系では唯一の野生種なのだそうですよ。
知りませんでした。
古事記や日本書紀に記載がある
「非時香果(ときじくのかくのこのみ)」が
橘とされています。

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鰡(ぼら)
セロリ

書けないお魚、ボラ。
卵巣がからすみとして有名ですね。
驚きなのはセロリが今からが旬ということ。
江戸時代には「オランダ三つ葉」と言われていたそうですよ。
旬は長くて11月から5月。
ほろ苦い味と香りが爽やかで
あの香りはイライラを鎮める作用もあるそうです。

 

一首

もみぢばは袖にこき入れて もていでなん
秋は限りと 見ん人のため

素性法師 (古今集 309)

紅葉の葉は
袖にしごき入れてでも持って出よう
秋はもう終りだと見る人のために。

紅葉のピークは過ぎ去りつつありますが
「散り紅葉」の美しさはまだまだ楽しめます。
確かに暦の上ではもう冬ですが
もう少し秋を楽しみたいと思うのは
いにしえ人も同じのようですね。

 

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小雪 朔風払葉

小雪(しょうせつ)

寒さが進み、北国では雪が降り始める時季。
…とはいえ降り積もるほどではなくて
寒さもそこまでではないでしょう。

ちょっとした雪、だから「小雪」なのです。

旧暦十月のことを「小春」と言います。
十二月の頭くらいには
寒さを忘れる位に暖かな陽射しに包まれることがあります。
そんな日を「小春日和」と言います。

 

朔風払葉(きたかぜ このはを はらう)

朔風(さくふう)を「きたかぜ」と読ませています。
「朔」が北の方位を意味していることによります。

冬に北西方向から吹く季節風を北風、といいます。
北風は、日本海をわたるときに水分を持ち込み
脊梁山地にぶつかります。
それが日本海側で多くの雪を降らせるのだそうです。
そして山を越えた太平洋側では乾燥した風になります。
それが空っ風です。
「かかあ天下と空っ風」
こちらが名物なのは上州(群馬)です。

その北風で吹き落とされた木の葉が立てる
カサコソ…という音が、雨降りの音を連想させるのか、
吹き散らされた木の葉の姿を雨粒に見立てたものか、
木枯らしに吹き落とされる様子を
「木の葉雨」とか「木の葉時雨」と呼ぶことがあります。

これもまた、何とも素敵です。
1_行幸通り銀杏並木の紅葉

ずわい蟹
椎茸(しいたけ)

秋の味覚の代表とも言えるような
茸のなかでも日本の茸を代表するのが「椎茸」。
肉厚のどんこ、肉薄のコウシンなど
本当に様々な種類があるようです。

主役からお出汁まで
様々なお料理に大活躍する椎茸ですが
旬のこの時期でしたら
網焼きにしてお醤油を垂らして頂きたいですね♪

 

一首

淋しさもぬくさも
冬のはじめ哉

正岡子規

今回は昨日思い出した俳句にしてみました。
紅葉が過ぎると落葉となり
風の冷たさも合い重なって
なんとなく淋しさが募ります。
そして暖房や防寒具などの
ぬくもりが愛おしくて溜まらなくなります。
まさに「命のもふ」(笑)

それは明らかに冬の訪れを
教えてくれていますね。

 

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小雪 虹蔵不見

小雪(しょうせつ)

寒さが進み、北国では雪が降り始める時季。
…とはいえ降り積もるほどではなくて
寒さもそこまでではないでしょう。

ちょっとした雪、だから「小雪」なのです。

旧暦十月のことを「小春」と言います。
十二月の頭くらいには
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そんな日を「小春日和」と言います。

 

虹蔵不見(にじ かくれて みえず)

虹を見かけることが少なくなるころ、です、
春の「虹始見」と対になっています。
夏のようにあまり虹を見かけることは
少なくなりますが、それ故に
時折見かけることが出来た時の印象は
夏のものより心に深く残るように感じます。

蔵、という字を使って「かくれて」と読ませるのも
なんだか大事に扱われているようで素敵です。

 

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九絵(くえ)
林檎(りんご)

「天井知らずに高値つく」
と、言われるのが「くえ」です。
旬は秋から春にかけて。
全体で1m以上もある大きなお魚で
大きくなるほど美味しいのだとか。

あっさりとした白身のお魚で
上品なお味です。

お刺身などでもいただけますが、
やはりお鍋でしょうか♪

 

一首

風寒み 今日もみぞれのふるさとは 
吉野の山の 雪げなりけり

九条良経 秋篠月清集。

吉野の山里は風が寒くて、
今日もみぞれが降っている。
きっと吉野の山の上は雪もようなのだろうなぁ。

 

京都市内でも私が住んでいるところと
北の方では随分とことなります。

私のところで雨だとしても
上賀茂神社さまあたりでは雪だったり…。

今ではどこでも暖房が聞いていて
ぬくぬくなのですけれど
ちょっとしたことで地形や
それに伴う気候の差を感じることは
都会でも可能なのではないでしょうか。

 

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立冬 金盞香

立冬(りっとう)

立冬とは、冬の始まりです。
秋分と冬至のちょうど中間。
昼夜の長さを基準に季節を分けるとすると、
この日から立春の前日までが冬です。

山にも里にも街にも冬の気配が感じられるようになるころ。
所々で木枯らしや初冠雪の頼りも聞かれるようになり
風もいよいよ本格的に冷たくなってきますね。

 

金盞香(きんせんか さく)

「きんせん こうばし」
とも、読むようですね。 続きを読む 立冬 金盞香

立冬 地始凍

立冬(りっとう)

立冬とは、冬の始まりです。
秋分と冬至のちょうど中間。
昼夜の長さを基準に季節を分けるとすると、
この日から立春の前日までが冬です。

山にも里にも街にも冬の気配が感じられるようになるころ。
所々で木枯らしや初冠雪の頼りも聞かれるようになり
風もいよいよ本格的に冷たくなってきますね。

 

地始凍(ち はじめて こおる)

大地が凍り始めるころ。
霜が降り、氷が張り、季節は冬を迎えます。

こおる
という字は「氷」と「凍」と二種類あります。
凍るは水以外のもの
氷るは水が氷になることを言います。

言語の系統としては、氷と崩れるは同じで
いずれも一過性のものを言うそうです。
それに比べて凍は「凍土」などのカッチカチなもの。

 

窓に出来た氷

毛蟹(けがに)
菠薐草(ほうれんそう)

別名はズバリ「冬葉」と呼ばれるほどの
ほうれん草。
冬野菜の代表ですね。
旬である冬のほうれん草のビタミンCは
夏の三倍ほどと言われています。
旬は11月から1月。
これからの時期はお鍋にも大活躍ですね♪

 

一首

天の原 空さへさえや渡るらむ
氷と見ゆる 冬の夜の月

恵慶法師、拾遺集242番

天の原と呼ばれる広大な空さえ
一面冷えきっているのだろうか。
まるで氷のように見える冬の夜の月だ。

 

まさに暦通りの冷え込みの厳しい朝となりました。
昨晩見た月はまさにこの歌のように
冴え冴えと夜空に輝いていたのでした。

夜空に見える星座もすっかり冬のものとなりましたが
空気も澄んで、夜空を見上げるには
最適な季節となりました。

暖かくして、空を見上げる時間を
ちょっとだけ増やしても良いかもしれませんね。

 

立冬 山茶始開

立冬(りっとう)

立冬とは、冬の始まりです。
秋分と冬至のちょうど中間。
昼夜の長さを基準に季節を分けるとすると、
この日から立春の前日までが冬です。

山にも里にも街にも冬の気配が感じられるようになるころ。
所々で木枯らしや初冠雪の頼りも聞かれるようになり
風もいよいよ本格的に冷たくなってきますね。

 

山茶始開(つばき はじめて ひらく)

ひらがなでは「つばきはじめてひらく」と書いていますが
山茶は椿(つばき)ではなく山茶花(サザンカ)のこと。
椿と山茶花は、同じツバキ科ツバキ属なのですが、
椿は12〜4月、山茶花は10〜12月が花期です。

椿の花は首からポトンと落ちるのに対して、
山茶花は一枚一枚はらはらと散ります。
葉も、椿にはギザギザがありませんが、
山茶花はギザギザです。
一番の違いは、
椿には芳香がありませんが、
山茶花は独特のニオイがします。

何ともややこしいですが古来中国では
ツバキ科の花を総称して「山茶」と呼んでいたようです。

 

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鮃(ひらめ)
温州みかん

透き通った白身が芸術とも思える美しさの
ひらめ。
その美味しさは昔からご馳走だったようです。
旬は9月から12月。
お刺身は極上品であり、
えんがわは食感も甘味も文句のつけようがありません♪

 

一首

おき明かす 秋の別れの 袖の露
霜こそ結べ 冬や来ぬらん

藤原俊成 新古今和歌集

起きたままで夜を明かし、
秋との別れを惜しんで袖に流した涙の露が、
今朝はもう霜となって氷っている。
冬が来たのだろうか。

え…そんなに朝冷えこんだの!?
と、現実的なことを考えてしまいますが
まさにまさに立冬前の節分に夜明かしをして
詠んだ歌ですね。

憂いを含んだ秋を吹き飛ばす程の
清冽な美しさを湛えている冬の訪れ。
霜となるほどのその冷え込みすらも
風流なものと捉えたのでしょう。

…いや、捉えざるをえないほどの寒さだったのでしょうね。

霜降 楓蔦黄

霜降(そうこう)

霜降とは朝夕がぐっと冷え込み
霜が降りるころのこと。
山の方からはじまり12月になると平野にも
霜はやってきます。

農作物には大敵。
そろそろ冷え対策も必要になってきますね。

 

楓蔦黄(もみじ つた きばむ)

今では「かえで」と読んでいる楓ですが
もみじ、と読んでいます。 続きを読む 霜降 楓蔦黄

霜降 霎時施

霜降(そうこう)

霜降とは朝夕がぐっと冷え込み
霜が降りるころのこと。
山の方からはじまり12月になると平野にも
霜はやってきます。

農作物には大敵。
そろそろ冷え対策も必要になってきますね。

 

霎時施(こさめ ときどき ほどこす)

「霎」滅多にみない漢字ですよね。
雨+妾 で「しょう」「そう」訓読みですと「こさめ」「しばし」と読みます。
「しぐれ」と読んでいることもあるようです。 続きを読む 霜降 霎時施