Japanese season

清明 玄鳥至

清明(せいめい)

春の暖かな陽射しの中
天地万物が清らかで明るく輝いている様子を
表している言葉です。
中国では古くよりこの「清明節」の時期に
ご先祖様のお墓参りをする習慣がありました。
これは沖縄でも「シーミー」と言う
同様の習慣が残っています。

また、中国では「踏青(とうせい)」と言って
野に出て春の緑を満喫する行事があったのだとか。
一斉に芽吹く生命力を満喫できそうですね。

玄鳥至(つばめ きたる)

海を渡ってツバメが南からやってくるころ。
去年と同じ巣に戻ってきてくれるかしら?と気にもなりますね。
ツバメが巣をかけるとその家に幸せが訪れる、という
言い伝えもあることですし♪
古の時代には、ツバメがどこから飛んでくるか解らず
「常世国」からやってくる、と言う伝説もあったからでしょうか。

ツバメの飛来は本格的な春と農耕シーズンの始まりを
象徴してもいます。

ツバメは
「玄鳥(げんちょう)」
「乙鳥(つばくら)」
「天女(つばくらめ)」
などとも呼ばれているそうです。

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栄螺(さざえ)
初鰹(はつがつお)
蕨(わらび)

国民的アイドル、サザエさんのフルネームを
全て漢字で書くと「鯸田栄螺」か「河豚田栄螺」
ごっついですね…。

ぷるぷるの食感が楽しいわらび餅の原料となる蕨は
春の到来を告げる代表的な山菜とされています。
日当たりのよい草原に自生して、葉が開く前の
くるっと丸まった若芽をいただきます。
あのぷるぷるは、根っこのデンプン。
密かに毒性があるので、重曹や灰を使って
しっかりと灰汁取りをすることが大事です。

一首

煙たち 燃ゆとも見えぬ 草の葉を
誰か藁火と 名付け初めけむ

真静法師(しんせいほうし)古今和歌集-453

けむりたち もゆともみえぬ くさのはを
たれかわらびと なづけそめけむ

煙が立って燃えているようにすら見えないこの草を
誰が 「わらび」と初めに名づけたのでしょうか。

なんでもない風景を詠んだような歌なのですが
ここに親父ギャグの原点とも言える
掛詞(かけことば)がギュッとつまっています。

まず「燃ゆ」ですが、草花が芽をだすことの
「萌ゆ」と掛けています。
「萌え~!」の「萌ゆ」ですね(笑)

そして「藁火」と「蕨」。
葉がくるっと丸まっている為、
一見、芽吹き(萌ゆ)とも思えない…

というWの掛詞。
これを詠んで古の方々は
「クスッ」と…。
いえ、もしかしたら「大爆笑」
だったのかもしれませんね。

結局、こういった事が、昔から大好きな民族なのですよ。
親父ギャグもある意味、日本の国土的DNAかもしれません(笑)

 

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私が私を導けますように

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2014-04-05 | Posted in Japanese seasonComments Closed