Japanese season

穀雨 牡丹華

穀雨(こくう)

たくさんの穀物をうるおす春の雨がふるころのこと。
この季節の終わりには夏の始まりを告げる「八十八夜」が訪れます。
安定しない春の気候のように
この時期の雨は様々な雨の名前があります。

穀物を育む雨 … 瑞雨(ずいう)
草木を潤す雨 … 甘雨(かんう)
春の長雨 … 春霖(しゅんりん)
開花を促す雨 … 催花雨(さいかう)
菜の花が咲く頃の雨 … 菜種梅雨(なたねづゆ)
花が腐ってしまう程の長雨 … 卯の花腐し(うのはなくだし)

とにかく…百穀をうるおすための百通りの雨があります。
敢えて、私が言葉を造るのであれば
百穀をうるおす為の雨 … 百雨(ももう)

牡丹華(ぼたん はな さく)

牡丹(ぼたん)が大きな花を咲かせる時季。
牡丹は、中国では花の王と呼ばれていて
華やかさの象徴とされます。
別名も
「富貴草」「富貴花」「百花王」「花王」「花神」
「花中の王」「百花の王」「天香国色」
など華やかな呼び名が目立ちます。

「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」

という美しい人を例える言葉がありますが
なぜ牡丹ではなく芍薬なのかと調べてみたところ
牡丹は枝分かれするので横に拡がり
立ち姿というよりも座っているようだということと
背丈も低めなので座るなどの低い姿勢で見た方が
美しいということ。

それに比べて芍薬は
すらりと伸びた茎の先端にぽんと美しい花をつけ
枝分かれすることもない為に
立っているようにみえるからとか。

いずれにしも、美しいものは美しいということw

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鮎魚女(あいなめ)
蕗(ふき)

関西では「アブラメ」とも言われているお魚が
アイナメです。
一説には鮎に姿が似ているからだとか??

先日頂いたときは天ぷらとして出てきました。
白身の淡泊なお魚なので色々なお料理に合いますよ。

一首

人知れず 思ふ心は深見草
花咲きてこそ 色にいでけれ

賀茂重保 千載和歌集

他の誰も知るわけではないけれど
あの人を思う私の心は深まるばかりで
とうとう牡丹の花が咲くように、
あの人への思いを抑えきれなくなってしまった。

ここの「深見草」というのも牡丹の別名です。
所詮、人間とは自分を隠し通すことなど
出来ないものだと思うのです。
特に恋の場合はね。

好きだからこそ覚悟の上で隠し通すのであれば
これはまたお話が別だと思いますが…。

 

あなたがあなたを導き
私が私を導けますように

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2014-04-30 | Posted in Japanese seasonComments Closed