Japanese season

立夏 竹笋生

1日遅れの七十二候です。

立夏(りっか)

立夏とは夏の始まりの時季であることを言います。
最近は妙に暑い時もありますが
一年で1番過ごしやすい時ではないでしょうか。

端午の節供と重なることも多く
青く澄んだ空に鯉のぼりが泳ぐ姿が映えます。
…とはいえ、マンション生活が多い都会では
そのような光景も稀となってしまい
寂しい限りではありますが。

竹笋生(たけのこ しょうず)

たけのこがひょっこりと土の中から
顔を出す頃です。
竹笋と筍は同じ意味で、中国では筍の異体字が笋だと
聞いたことがあります。

実際の季節では筍の旬は少々ズレているのは
旧暦に換算したとて
この七十二候が作られたころと
今現在の気候の差が主な原因ではないかと
されているのをみかけます。

それも確かに加味しなくてはならないと思いますが
今、私達が頻繁に口にしているのは大陸から
入ってきたとされている「孟宗竹」という種類。
大体17世紀から18世紀ごろに入ってきたとされています。

ですが日本の「真竹」の旬はちょうどこの時期。
大陸の暦であった二十四節気や七十二候を
風土に見合ったものに変化させていますから
やはりココは「真竹」のことを言っているのではないかと思います。
ですから、かぐや姫も「真竹」から生まれた訳ですね。

孟宗竹と真竹の見分け方は
孟宗竹は、フシが1本。
真竹は、フシが2本。
というのが解りやすいそうですよ。

真竹

筍(たけのこ)
浅蜊(あさり)

筍が生えてくる時季ですもの、
筍を頂きたいですねっ!

私、何を隠そう筍が本当に好きです。
筍ご飯だけでなく、煮たり焼いたり
揚げたり、それはもう様々な調理法で
食べ尽くしたい。

でも1番美味しいのは新鮮な内にいただく
お刺身でもありますが
お醤油を塗りながらの網焼きかも…。

一首

雪をわけて ぬくこそ親のためならめ
子はさかりなる ためとこそきけ
(赤染衛門)

霜を分けて抜く筍が親のため。
子どものために抜く筍は、
盛んに成長するために贈るものと聞いております

これは夫から送られた歌に対してのお返しの歌になります。
中国の孟宗(孟宗竹の由来)が、
寒い時期に母親のために筍をとったという故事があり、
それをふまえているのです。

そのような知識がないと奥深く理解できない内容ではありますが
健やかな成長を願う親の気持ちというものは
今も昔も変わりません。

 

あなたがあなたを導き
私が私を導けますように

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2014-05-16 | Posted in Japanese seasonComments Closed