Japanese season
小満 蚕起食桑
小満(しょうまん)
小満とは、全ての生命のエネルギーが
満ち満ちていくころの時季です。
人も、草も、虫も、大地も、
日の光をうけてキラキラと輝きます。
二十四節気においては8番目の節季。
これが終われば一年の3分の1が…(笑)
本来であれば梅雨前の一年で1番爽やかな時。
新緑の色とともに風を感じて過ごしたいですね。
蚕起食桑(かいこおきて くわをはむ)
蚕(かいこ)が桑の葉を盛んに食べて成長する時候です。
蚕に桑の葉を与えることを給桑(きゅうそう)と言いますが
蚕が餌を食べる音は猛烈で、寝ていても起きてしまうほどだとか。
蚕に桑を食べさせるのはとても過酷だそう。
朝6時、昼11〜12時の間、夕方の6時の3回食べさせるのですが
その分、蚕の数に応じた量の桑の収穫を必要とします。
現代では桑自体が少なくなってしまいましたので
一般では人工飼料で育てられているそうです。
富岡製糸工場が世界遺産に登録されました。
麻と共にいにしえより重宝された絹は
近現代においては最大の輸出品でもありました。
養蚕そのものが難しくなっている中、
皇室ではそれを受け継ぐべく皇后様がお世話をされています。
過日はこんな展示も開かれていたようです。
絹といえば今も昔も憧れの繊維です。
蚕が生きやすい環境というものは
私達人間にも優しい環境なのだと思うのですが。
旬
鱚(きす)
蚕豆(そらまめ)
江戸前の天ぷらと言えば鱚!
天ぷらとお寿司は江戸前に限る!と
心から思っております。
ましてや鱚の天ぷらなんて、ウットリですね。
真っ白な身は握りでいただいても美味しいですよ♪
一首
たらちねの母がそのなる桑すらに
願へば衣に着るといふものを
作者不明 『万葉集』巻七 譬喩歌
母が世話をしている桑の葉も
形を変えて衣服になるのだから
心から願えばこの恋も叶うかもしれない…。
万葉集のころから詠われている絹。
直接的には語られていないものの
桑が衣服になるということは、そういうことですよね。
現代のように科学的に解明されていなかった訳ですから
絹が紡がれる過程というのは
さぞかし神秘的であったことでしょう。
想いが届くことや恋が叶うことは
今でも神秘的ではありますが…。
あなたがあなたを導き
私が私を導けますように
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