Japanese season

夏至 菖蒲華

2日遅れの七十二候です

夏至(げし)

一年でもっとも日が長く夜が短い頃のこと。
これから夏の盛りへと、暑さが日に日に増していきます。
シェイクスピアの戯曲「真夏の夜の夢」はこのころのお話。

近ごろでは夏至と冬至の夜に
ろうそくの灯で夜を過ごすイベントが
行われる様になってきました。

私達が普段目にしているロウソクは石油素材ですが
日本の和ろうそくは櫨の実や米ぬかなどの
天然植物からのロウで出来ているので
イヤな匂いがしません。

電気を消して天然の火を灯しながら
夏至の夜を過ごしてみてはいかがですか?

炎の揺らぎはきっと時間の流れを超越してくれるでしょう。

菖蒲華(あやめ はな さく)

「あやめ」の花が咲くころのことを言います。
あやめが花開きだしたらそれは梅雨の訪れ。

稲作には水が必要となります。
雨を欲する農家の方々はあやめの開花を見て、
梅雨の到来を知ったといいます。

ところで、必ず話題になる
「アヤメ」と「しょうぶ」と「カキツバタ」の違いですが
「菖蒲」という字は「あやめ」とも「しょうぶ」とも読みますよね。
この辺りで既にややこしい(笑)

アヤメ、カキツバタ、ハナショウブの判別は、
1度解ると一目瞭然!と言われるのですが、
私など今でもなかなか見分けがつきません。

1番分りやすい区別方法は、
咲く場所で判別することだそうです。

アヤメ=山野の草地
ショウブ=水辺や湿地

あやめという和名は
葉が二列に並んでいる文目(あやめ)の意味からだとか。
また、花の外花被の基部に綾になった目をもつことから
名付けられたという説もあります。

いずれにしても、目に美しいこの花を楽しめるのも
この時季だからこそ、ですね。

a0135396_1051468

間八(カンパチ)
茗荷(みょうが)

カンパチの名前の由来ですが
前額部分に、背中からみると「八の字」形の模様があるから、
だとか。
鰤の仲間で、今でしたらなんと言ってもお刺身ですよね。
敢えて多めに買って漬けにして
翌日丼にしても美味しい〜♡

生物には要注意な季節でもありますが
ヒンヤリとしたお刺身が美味しい季節でもあります。

一首

夏の野の 茂みに咲ける 姫百合の
知らえぬ恋は 苦しきものそ

大伴坂上郎女 (万葉集 1500)

夏の野の茂みに咲いている姫百合が誰にも気づかれないように
あの方に気づかれていない私の恋は、苦しく切ないもの…。

カサブランカのような存在感がある
オニユリではなく「姫百合」というところが
ポイントですよね。

でも姫百合とはいえ、黙っていてもその香りは
想いと共にお相手に届いてしまうと思うのですが…。

 

あなたがあなたを導き
私が私を導けますように

各セッションのお申し込み、お問い合わせは【お問合せフォーム】よりお願いいたします
*携帯からも可能です

鑑定可能な日はコチラをご確認下さい。
空欄のお日にちがご予約可能日です♪ >>>【鑑定可能スケジュール

セラピストさんの為のレンタルサロン
La Maison de lune ラ・メゾン・ド・リュンヌの詳細は
こちらをご参照下さい >>>【La Maison de lune ラ・メゾン・ド・リュンヌ

2014-06-28 | Posted in Japanese seasonComments Closed