Japanese season

夏至 半夏生

夏至(げし)

一年でもっとも日が長く夜が短い頃のこと。
これから夏の盛りへと、暑さが日に日に増していきます。
シェイクスピアの戯曲「真夏の夜の夢」はこのころのお話。

近ごろでは夏至と冬至の夜に
ろうそくの灯で夜を過ごすイベントが
行われる様になってきました。

私達が普段目にしているロウソクは石油素材ですが
日本の和ろうそくは櫨の実や米ぬかなどの
天然植物からのロウで出来ているので
イヤな匂いがしません。

電気を消して天然の火を灯しながら
夏至の夜を過ごしてみてはいかがですか?

炎の揺らぎはきっと時間の流れを超越してくれるでしょう。

半夏生(はんげ しょうず)

「はんげ しょうず」と読みます。
半夏と呼ばれるカラスビシャクが生える頃ともされていますが
かつて古の暦では夏至より11日目とされていたようです。
今現在では現代的な決め方をされていますが(笑)
カラスビシャクの別名がハンゲとされていますが、
今、割と目にすることが出来る半夏生という植物とは
別のようですね。

農耕においてはこの頃までに農作業を終えておく目安とされます。
なぜならばこの時期には「半夏雨(はんげあめ)」という
大雨が降るとされているからです。

半夏生から5日間は「ハンゲ」という妖怪がうろつくために
農作業もお休みせねばならない、などという言い伝えもあるようです。

6月30日、夏越の祓の際にいただく水無月、
半夏生の際に頂く蛸
そして七夕の素麺

行事食のオンパレードは続きます(笑)

imagesカラスビシャク

鱧(はも)
オクラ

祇園祭は鱧祭とも言われている位に
この時期の京都は鱧無しではいられません。

本当に有り難いことに
スーパーの鮮魚コーナーでも
鱧が手に入るのは京都ならではです。

お料理屋さんにいって
ザクザクザクザクと言うリズミカルな骨切りの音を聞くのも
また夏の醍醐味でもあります。

一首

夏の夜は まだ宵ながら 明けぬるを
雲のいづこに 月宿るらむ

清原深養父 (古今集 166)

まだまだ宵だなあと思っていたら、夏の夜は短いのでもう明けてしまった。
月もいったい雲のどこのあたりに宿をとっていたのだろう。

イギリスの夏は本当にずっとずっと明るくて
夜10時でも明るくて
「私…寝ていいの?」
と思っていたくらいです。
あの日の長さにつられて遊んでいては
体力がもちませんもの(笑)

それほどでないにしても
まだ、日が長い今の季節では
夜の時間はあっという間。

長い日中の楽しさもあれば
短い夜の楽しさもありますね♪

 

あなたがあなたを導き
私が私を導けますように

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2014-07-02 | Posted in Japanese seasonComments Closed