Whisper

三月見

今夜は仲秋の名月で満月。
私も朝からお団子やらお芋やら
お供えの準備をしております。

どこかで聞いたことがある言葉かもしれませんが
「三月見」(さんつきみ)というのは
ご存じですか?

以前のブログよりお読み下さっている方は
「あぁ、そうそう!」
と、覚えていて下さっている方もいらっしゃるかもしれませんね。

十五夜
十三夜
十日夜

の3日間、晴れて月を眺めることが出来たなら
大変縁起良し、とされているのです。
3夜、というところがミソです。

「3」という数字は宇宙全体でも真理を表すものとされているので
十五夜と十三夜の2夜だけで終わらせるのではなく
さらに十日夜の月を見ることで
縁起の良さを更にダメ押しさせる、とでもいいましょうか(笑)

さて、ではその三夜がいつなのか、ですが
いずれも旧暦となります。
本年度、2013年の場合ですと…

十五夜  9月19日 旧暦8月15日
十三夜 10月17日 旧暦9月13日
十日夜 11月12日 旧暦10月10日

と、なります。

気付きましたか?
旧暦の方が行事の名称とあっていますよね?
昔の人は月をみたら日にちが解ったものなのです。

元々は収穫祭として行われていた行事らしく
お芋を備えたり栗を供えたり致します。

晴れて月が見られて、お供えが出来るということは
この台風が多い時期、大変に恵まれていて
穀物も無事に収穫できました、
という自然に対する感謝だったわけです。

月を見ると言う事は
自然の流れに沿うということ。
月だけではありません、
もっと空を見上げて風を感じてみること、
ホンの少しだけ、今の生活に取り入れるだけでも
変わってくる何かがあると思います。

名月を満月が重なるのは今年を逃したら後は8年後。
…ということは、十三夜も十日夜も
その月齢で見られるのも8年後。
この貴重なチャンス、今夜のお月見からぜひ
チャレンジしてください。

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最後にチラリとこの満月のパワーを頂ける
おまじないを1つ。

無地で透明なガラスのコップを用意します。
アクリルや陶器、絵がプリントされているものや
レリーフが入ったものもNGです。
本当にシンプルなガラスのコップを用意してください。

そこにお水を8分目くらいまで注ぎます。
これは、水道水でもペットボトルのお水でも構いません。
炭酸水は避けてくださいね。

そしてコップの水面に月を写して
「月はわれなり。われは月なり。」
と、3回唱えた後にお願いごとをして
ゆっくりと飲み干し、月に感謝を伝えて終わり。

飲み干す時にお願いごとが成就したイメージを
しっかりすることが大事なポイントです!

素敵な満月の夜をお迎えくださいね♡

 

 

2013-09-19 | Posted in WhisperComments Closed