Japanese season
啓蟄 蟄虫啓戸
啓蟄(けいちつ)
二十四節気のひとつ、です。
地中で冬ごもりをしていた虫たちが、
早春の光を浴びて温もった土を啓き、
這い出してくるという意味です。
「虫」と書いてありますがこの場合は
「昆虫」のことだけではなくてヘビやカエル、トカゲなど、
土の中で冬眠などをして過ごすさまざまな生き物のことを言います
蟄虫啓戸(すごもりむし とを ひらく)
七十二候では啓蟄の初候になります
二十四節気の「啓蟄」と同じ意味。
もぞもぞと土から這い出す姿を
「戸をひらく」と表現するなんて、なんとも面白い♪
人間こそ冬眠はしませんが、
春の陽射しに誘われて外出したくなるのは
同じですよね。
旬
鰆(さわら)
山葵(わさび)
赤貝
魚に春で「さわら」幽庵焼きや西京焼きなどでお馴染みのお魚。
冷めてもあまり身が固くならないので
お弁当などにも良く入っていますね。
山葵も今が旬。
お刺身などに添えてある
あの「つーん…」な部分は根っこになりますが
葉山葵なども添えものとしていただけますよ♪
一首
春の野に 菫摘みにと来し我ぞ
野をなつかしみ 一夜寝にける
山部赤人 万葉集
春の野に菫を摘みに来たものの
野が慕わすぎて一夜を過ごしてしまった
単純にそのまま「野宿の歌」でも良いのですが
やはり春ですし、スミレは花ですし何か…ね。
恋の歌だったら良いのにね♪といった感じです。
スミレという花が可憐に待ち続けた想いを
表しているような気がするのは私だけでしょうか。
あなたがあなたを導き
私が私を導けますように
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